看護部の特色
救護活動
台風、水害など自然災害に見舞われることが多い鹿児島県。
看護部では、赤十字の使命である救護活動でも活躍しています。
奄美水害
東日本大震災
離島診療
月1回3日間(2日間航海)、十島村を訪問し、医師と共に診療を行っています。
平成25年度は、三島村の黒島に、2週間ずつ4人の看護師を派遣しました。
離島診療 ~ 黒島診療所派遣滞在記
離島は過疎化が深刻ですが、人と人とのつながりを強く感じます。一見、不便な生活と思われますが、知恵と助け合いとで居心地良く、いつまでも居たい処でした。
診療所は、島民のコミュニティ広場の役割を果たしています。
今回は、看護師不在地区での診療補助業務や訪問活動を行いましたが、看護師としてすばらしい体験ができ、大いなるエネルギーをもらいました。これも、病院スタッフの協力があればこそだと感謝しています。
後輩の育成
臨地実習をとおして、現在専門学校2校、高校1校から実習を受け入れています。
認定看護師・スペシャリストの活動
◆ 認定看護師
感染制御実践看護師
宮園孝子
患者さんが安全な環境で治療を受けられること、職員が安全に働き続けることを目指し、感染防止対策に取り組んでいます。医療関連感染の発生の監視、予防と対応、職員教育、病院環境、感染管理システムの構築に院内感染対策チーム(ICT)を中心に取り組んでいます。また、安全・良質な医療提供のため、地域の医療機関との連携体制を整えています。
◆ スペシャリスト
学会認定・自己血輸血看護師の活動
院内活動にとどまらず地域の輸血医療との連携を通して今後もさらに安全な貯血・輸血ができる病院を目指します。
日本リウマチ財団登録リウマチケア看護師の活動
堂園薫
当院では、8名の登録リウマチケア看護師が在籍しており、登録リウマチケア看護師委員会を立ち上げています。当院はリウマチ・膠原病センターであり、リウマチを患っておられる患者様が多数おられます。患者様に対する専門的な看護を充実させるため、院内・院外研修へ積極的に参加し、日々知識を深めています。また県内のRA患者様を診療している病院同士の連携を深めるためのナースミーティングの開催も行っております。
骨粗しょう症リエゾンマネージャーの活動
骨粗しょう症は骨の生活習慣病といわれ、高血圧や糖尿病のような病気のひとつです。自覚症状がなく知らないうちに進行し、骨折して初めて気がつくこともあります。「いつの間にか骨折」といわれる背骨の骨折や、転倒、尻もちをつくことで折れやすい足の付け根の骨折は、歩行が困難となり自立した生活ができなくなることもあります。
転倒による骨折は寝たきりの原因第2位です(厚生労働省)。健康寿命を延ばすためには、、骨折する前に骨粗しょう症を発見して治療を開始することが大事です。当院では骨密度検査を行っており骨折のリスクを予測して、患者様に合った治療法をご提案しております。
骨粗鬆症検診後の精密検査も実施しておりますので、ご希望の方は整形外科を予約の上、ご来院ください。